スタッフブログ

2025年06月29日

情報があり過ぎて困っていませんか?

こんにちは。近藤です。

近年は情報爆発の時代と言われています。2021年にデジタル庁が設置され、官民のデジタルインフラを整備し、本格的にデジタル化を推進するための司令塔となりました。

 

総務省のデータによると、2002年の情報量を1とすると2012年で600倍、現在では約7000倍と言われています。

途方もない数字ですよね。豊富な情報というより、情報があり過ぎる、情報過多の状況だと考えられます。

 

当然この状況は住宅業界にも波及しており、以前は情報の秘匿性や希少性に対してエンドユーザーが動き、その情報を取得しに行っていました。もしくは資料を請求してその情報を得る流れを取っていました。

 

しかしながら現状の情報爆発の時代においては、情報の秘匿性や希少性どころか、調べればすぐに手に入ってしまいますし、こちらから求めなくてもサービス提供者側からどんどん提示されます。

 

そのような状況下で、実際にエンドユーザーと接していると、

「情報があり過ぎて困っていませんか?」

の問いに、皆「はい」答えている印象です。

情報がなくて困っているのではなく、情報があり過ぎて、整理できなくて困っている…

 

決定回避の法則で、ジャムの試食と購入の話というのがあります。

ジャム6種類と24種類で、試食は24種類の方が60と多かったが、購入に至ったのは6種類の方が多く、12。一方24種類の方の購入は2。つまり、24種類の方は試食だけして購入する人は少なく、6種類の方は確実に購入者数を伸ばしたということになります。

 

選択肢があり過ぎると、人は迷ってしまって決断に至りにくいということを如実に表しているのかもしれません。

 

そのシンプルなものの考え方をエンドユーザーに効果的に伝えられたら、きっといい家づくりに導けるのではと思います。