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2022年05月07日

紙媒体は必要ない?

SNSWebサイトの運用が活発な今、パソコンやインターネットの発展、スマホやタブレットなどの普及とともに、私たちの生活に身近なものになりました。

 

こうしたWebメディアの登場とともに、「将来、紙媒体はなくなるだろう」といった話もありますが、ほぼそれはないと言えます。

ウェブで全てを発信すれば、それで事足りる、ターゲットもウェブ媒体ばかり使用しているという結果が出た

そんなふうに思うこともあるかと思います。

私自身も電子媒体を多く利用しますが、「Webメディアは紙媒体より優れている」と言い切れない部分も多くあります。

即時性がない、情報の制限がある、作ったら修正が効かないなどいろいろなデメリットを私自身も感じますがメリットも豊富です。

今回は紙媒体のメリットについて少し書かせて頂きます。

 

メリットは大きく分けて4つです。

1.一覧性の高さ

2.信頼性の高さ

3.記憶への定着力

4.五感への訴求

 

1.一覧性の高さ

こちらはページを見渡せる、好きな箇所から開いてみれるのが一番のメリットです。パンフレットや説明書などが紙媒体に優れているのはこの理由です。

 

2.信頼性の高さ

イメージや歴史的にも紙媒体は長年使われていたツールです。Webにはない信頼度や、ライター、デザイナー、編集者、発行責任者などウェブより多くのチェックが入り、ようやく形になるため、客観性と信頼性に優れます。

 

3.記憶への定着力

こちらは私が個人的に一番思う部分です。

Webメディアではサイトが行方不明になる・スクロールでそもそも読まないなどが起こりやすいです。しかし紙媒体であれば繰り返し読めます。

本棚などに保存したり、チラシであれば捨てない限りターゲットの手元に残るのが特徴です。

1回、2回と何度も見てもらえるのが紙媒体です。

 

4.五感への訴求

手触りひとつでこだわりを魅せられるのも紙の魅力です。和紙の制作物と光沢のある制作物でお客様の感じ方もだいぶ変わります。写真の見え方も、時間の流れもゆっくり見せたいのか、スピーディにテンポ良く見せたいのかまで左右できます。

 

4点のメリットをあげてみましたが、改めて紙媒体は衰退するのでしょうか?

 私個人としては、写真が海外からやってきた時に「絵は無くなる」と言われた時のように、紙媒体もまたプレミアムな存在になりつつあると感じています。

適材適所、紙媒体とウェブの特性を見極めて発信していきましょう。

 

 

小山