スタッフブログ
2024年01月04日
2024年住まい・暮らし領域のトレンド予想と2023年のトレンドキーワードを振り返る
住空間の写真を投稿するプラットフォーム「ルームクリップ」。
ルームクリップを運営する株式会社ルームクリップは、投稿された写真、タグ、いいね、コメント、検索キーワードなどのデータを分析し、その年の住まい・暮らし領域のトレンドキーワード選定と翌年のトレンド予測を行っています。
今回は、ルームクリップさんのランキングと予想を参考に、昨年のトレンドと今年のトレンドについてお話ししていこうと思います。
まず、2023年のランキングです。キーワードランキングは下記の通りでした。
1位:色のある暮らし
2位:省エネ・断熱
3位:ゲーミング部屋
4位:専用収納テク
5位:ペットテック
6位:スロップシンク
7位:パウダーコーナー
8位:スポット家電
9位:孫のいる暮らし
10位:室内窓
特に私が気になったのが、2位の省エネ・断熱です。電気代高騰により、より省エネ・断熱という言葉を耳にするようになった一年でした。そして、その追い風となったのが、経産省・環境省の「先進的窓リノベ事業」。補助金を使い、高断熱の窓リフォームが急速に進行することで、省エネ・断熱への取り組みが例年に比べ活発に行われた年でした。そして、未だ電気代などの高騰が続いている2024年も、この流れは続くと考えています。
次に、2024年のトレンド予測です。
•『ZEH』
2023年は電気代高騰がきっかけとなり、省エネ家電や高断熱建材を取り入れる動きが進みました。その延長線上で、発電設備、蓄電設備への関心も高まってきています。
これらの設備を活用し、消費するエネルギーよりも生み出すエネルギーが上回る住宅「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の話題も目にするようになってきました。
•『ホームパーティ』
脱コロナで、行われていた宅飲みが、ご近所さんや友人を招いてのホームパーティーへと進化を遂げる兆しが生まれています。ゲストルームを整える動きも生まれており、外部から人を招く住まいのおもてなしがトレンドになってきています。
•『介護とインテリアの両立』
SNS誕生からおよそ20年が経ち、当時からSNSを活用していた30代は、50代になりました。
ライフステージの変化に応じて、SNSで話題に上がっていなかった、親の介護や自身の老後に関連する話題が上がるようになっています。
その中で注目を集めているのが「介護とインテリアの両立」というテーマです。親やパートナーの介護をする人が増えるなかで、今後は、”介護生活に合わせた住空間設計” ではなく、 “介護もインテリアも両立できる住空間” のあり方を模索する動きが本格化しそうです。
例として、ルームクリップ内で「介護してても素敵な家にしたい」のタグが付けられた写真は、1,500件以上投稿されていました。
トレンドの動向をチェックすることは、エンドユーザーの声を知ることにも繋がります。
コロナ禍や材料費・光熱費など物価高騰により、不安な時期ではありますが、未来を見据え、トレンドに常にアンテナを張ることは大切なことだと思います。
中野
2024年01月04日
2024年住まい・暮らし領域のトレンド予想と2023年のトレンドキーワードを振り返る
住空間の写真を投稿するプラットフォーム「ルームクリップ」。
ルームクリップを運営する株式会社ルームクリップは、投稿された写真、タグ、いいね、コメント、検索キーワードなどのデータを分析し、その年の住まい・暮らし領域のトレンドキーワード選定と翌年のトレンド予測を行っています。
今回は、ルームクリップさんのランキングと予想を参考に、昨年のトレンドと今年のトレンドについてお話ししていこうと思います。
まず、2023年のランキングです。キーワードランキングは下記の通りでした。
1位:色のある暮らし
2位:省エネ・断熱
3位:ゲーミング部屋
4位:専用収納テク
5位:ペットテック
6位:スロップシンク
7位:パウダーコーナー
8位:スポット家電
9位:孫のいる暮らし
10位:室内窓
特に私が気になったのが、2位の省エネ・断熱です。電気代高騰により、より省エネ・断熱という言葉を耳にするようになった一年でした。そして、その追い風となったのが、経産省・環境省の「先進的窓リノベ事業」。補助金を使い、高断熱の窓リフォームが急速に進行することで、省エネ・断熱への取り組みが例年に比べ活発に行われた年でした。そして、未だ電気代などの高騰が続いている2024年も、この流れは続くと考えています。
次に、2024年のトレンド予測です。
•『ZEH』
2023年は電気代高騰がきっかけとなり、省エネ家電や高断熱建材を取り入れる動きが進みました。その延長線上で、発電設備、蓄電設備への関心も高まってきています。
これらの設備を活用し、消費するエネルギーよりも生み出すエネルギーが上回る住宅「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の話題も目にするようになってきました。
•『ホームパーティ』
脱コロナで、行われていた宅飲みが、ご近所さんや友人を招いてのホームパーティーへと進化を遂げる兆しが生まれています。ゲストルームを整える動きも生まれており、外部から人を招く住まいのおもてなしがトレンドになってきています。
•『介護とインテリアの両立』
SNS誕生からおよそ20年が経ち、当時からSNSを活用していた30代は、50代になりました。
ライフステージの変化に応じて、SNSで話題に上がっていなかった、親の介護や自身の老後に関連する話題が上がるようになっています。
その中で注目を集めているのが「介護とインテリアの両立」というテーマです。親やパートナーの介護をする人が増えるなかで、今後は、”介護生活に合わせた住空間設計” ではなく、 “介護もインテリアも両立できる住空間” のあり方を模索する動きが本格化しそうです。
例として、ルームクリップ内で「介護してても素敵な家にしたい」のタグが付けられた写真は、1,500件以上投稿されていました。
トレンドの動向をチェックすることは、エンドユーザーの声を知ることにも繋がります。
コロナ禍や材料費・光熱費など物価高騰により、不安な時期ではありますが、未来を見据え、トレンドに常にアンテナを張ることは大切なことだと思います。
中野