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2023年01月22日

事実と解釈

こんにちは。近藤です。

 

今回は、「事実」と『解釈』について少しお話しさせて頂こうと思います。

 

「事実」と『解釈』…
これ、どういう意味かというと…

 

人は目の前に起こった「事実」、に反応しているというよりも、自分の脳の中の『解釈』によって自分が反応をしているということなんです。「事実」そのものではなく、自分の脳内から弾き出された『解釈』という結果を基に起こる感情や振る舞いということなんです。

 

例を挙げていうと、例えばこんな感じ…

 

あなたが今のビジネスや仕事を始めた理由として、理由はいくつかあるかとは思いますが、その中の1つとして「お金を稼いで、リッチに暮らしたい!」という理由があったとします。

 

この「リッチに暮らす」というのは「事実」だと思いますか?? それとも個人の『解釈』だと思いますか?

 

……

 

これは個人の『解釈』になります。

 

例えば月収1000万円稼いでいる人にとっては、ここでいう“リッチな生活”はおそらくリッチではないでしょう。一方で、お金のない苦学生等にとっては、社会人の思い描く”リッチな生活”はとっても贅沢な生活なはずです。このように、それを聞く人によって認識するものが違う言葉はすべて個人の『解釈』になります。

 

この“リッチな生活”を言い換えて、「六本木のタワーマンションに住んで食事は雇っているシェフが作って持ってきてくれて、移動は少し遠いところは自家用ジェット、悠々自適に世界各地を旅しながら家族と暮らす」とすると、この言葉を聞いた人は皆同じような暮らしを想像されるでしょう。これが「事実」になります。

 

このように、「事実」と『解釈』は異なります。

 

「事実」は1つ、『解釈』は無数ということを聞いたことがあります。

 

人が10人いれば『解釈』も10通りある、という感じです。

 

「事実」や言葉そのものは“点”ですが、『解釈』は宇宙のようなものです。

 

自分の考えや意見は自分のもの、しかし、「事実」はどうだったのか? 自分の『解釈』が歪んでいないか?
何かの時にチェックをしてみても良いかもしれません。